はじめに
最近XserverVPSでDifyイメージを構築して遊んでいるのですが、ものすごく楽しいです。
で、Difyの環境構築についてはググってもあんまりいいのが出てこなかったので、備忘録として書いときます。
そもそもDify自体のマニュアルがちゃんと整備されてないような気がします。
誰かの役に立てばいいですね。
環境構築
サーバ情報とかアプリのバージョン情報とか
2025年9月17日時点の情報です。
OS:Ubuntu 22.04.5
プラン名:VPS 4GB(無料増設しているので6GBになってます)
Dify:Version 1.8.1
Line Bot:0.0.5(最新情報はこちら)
Difyのインストール
構築についてはXserverVPS on Difyの申し訳程度のマニュアルに沿えばいいです。
Difyアプリイメージを利用する
(1)Difyインストール
# ホームディレクトリに移動
cd
# Difyインストール
bash setup.sh ドメイン メールアドレス
(2)疎通確認
https://登録したドメイン
にアクセスして、ページが出てきたらOKです。
(3)Difyのアップデートをしておく
セットアップが終わったらとりあえずアップデートしておきましょう。
場所はホームディレクトリです。
# ホームディレクトリに移動
cd
# アップデート実行
bash update.sh
(4)バグ修正しとく
ナレッジ機能(Difyでテキスト取り込みとか出来る機能)のバグ対策のコマンドを。
マニュアルの下の方にちょろっと書いてあるんですがかなり致命的です。
# ディレクトリ移動
cd /root/dify/docker
# weaviateサービスを起動
docker compose --profile weaviate up -d
# 以下コマンドを実行し、アップデート後もweaviateが起動するよう修正
sed -i 's/--profile certbot/--profile certbot --profile weaviate/g' /root/update.shLINE API連携
まずLINEデベロッパーでチャネルシークレットとチャネルアクセストークンをコピーしておきます。
Webhookの利用をONにします。
チャネルアクセストークン(長期)をコピーしておきます。
続いてDifyプラグイン画面で色々設定していきます。
・エンドポイント名:多分何でもいいです
・チャネルシークレットとチャネルアクセストークン:さっきコピーしたやつ

エンドポイントの画面でAPIのURLが出てくるのですが、これをそのまま使うとエラーになります。
そりゃまあ、localhostになってるのでね。。
例えばこんな感じに修正します。
http://localhost/e/xxxxxxxxxxxxxx/
# ↓httpsに修正+localhostのとこはDifyが動いてるドメインに修正(abc-chat.onlineのとこ)
https://abc-chat.online/e/xxxxxxxxxxxxxx/ブラウザにURLを直打ちして開くと、
「Failed to dispatch endpoint request: 405 Method Not Allowed: The method is not allowed for the requested URL.」
と出てくればOKです。
その他メモ
Difyサービスの再起動
ホームディレクトリのupdate.shを実行するのが一番手っ取り早いと思います。
というのも、中身が↓のような流れになっているからです。
# dockerサービス停止とコンテナ削除
cd ${dify_dir}
docker compose --profile certbot --profile weaviate down
# dify最新ソースコード取得
cd ${dify_dir}
git pull origin main
# dockerサービス構築・起動
cd ${dify_dir}
docker compose --profile certbot --profile weaviate up -dDifyログの時刻がずれている時の対処
以下のファイルを修正する。
ubuntu-desktopを入れたら重すぎて使い物にならなかった
CUI画面でもかっこいいので好きなんですが、GUIにしたらDockerのGUI管理画面とか使えるんじゃねと思ってGUI環境をインストールしてみました。
…が、いざWin11からリモートデスクトップするとクリックしてからレスポンスが返ってくるまで3秒ぐらいかかりました。(てかリモデのデザインWin11から変わってたんですね。)
結局すぐに消したのですがホームディレクトリにいらんフォルダとかシステムにいらんパッケージ?とかが入ってきた感じがしてなんか嫌ですね。
おわりに
OpenAIのAPIが従量課金制なのが辛いです。
仮に好みの設定の子とLINEでいちゃいちゃできるサービスをリリースしたとしても無料サービスとは行きません。
当然、XserverのVPSも料金が発生するわけで。