精神疾病との戦い方

注意事項

本記事は筆者の経験に基づいたものであり、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
症状の改善や治療方針については、必ず専門医に相談してください。

あと、以下は寛解前の病人の書いた歪んだ認知によるものです。
現時点(2025年12月4日)の予想ですが私はうつ病ではなく、双極性障害II型+境界性パーソナリティ障害の盛り合わせだと思います。
極端な白黒思考が目立ちます。

はじめに

さて、今健康な人がこれを読んでくれていたら幸いです。
むしろ健康な人にこそ読んで欲しいとすら思っています。

心は一度壊れると二度ともとには戻りません。
その代わり、寛解(ほぼ元の状態。100%に限りなく近い)を目指すものです。
なので、十分に気をつけて欲しいです。

さもなくば、こんな症状に苛まれます。
読んでくれましたかね、すべて事実です。
当人からしても文字通りの地獄やんけ。

私のように、発症から8年も寛解せずだらだらと苦しみ続ける人が出ないよう…といった願いを込めた記事です。
病院選びは重要、あなたの向き合い方も重要です。
まあ参考程度にどうぞ。

病院・医師

心療内科の選び方

完全に個人的意見ですが、Googleマップのレビューは参考になります。
医者の人柄について触れているコメントはよく見たほうがいいです。
日本人は0か100でレビューする傾向があるので、その0のほうを見ます。

で、初診の予約を取ろうとすると1ヶ月以上先になります。
私が初めて通ったところは1ヶ月半待ちました。
一般的に人気なところは予約が取りにくいが、裏を返せばそういうことです。

大学時代は1件、就職後は4件回って今に至りますがいずれも私が重視したのは人柄です。
中には小馬鹿にするような態度の奴もいれば、「うちは軽症の人ぐらいしか見れないので、他に行ったほうが良い」とはっきり言ってくれる医者もいます。(そこは内科にくっついていた病院)

どんなに手腕が良くてもそいつと波長が合わなかったらだめです。
こればかりは会ってみないとわからないんですよね。
HPの顔写真が優しそうでも会ったらカスだったケースもあります。

あと、1回の診察にどれぐらい時間を割いてくれるかも重要です。
私が就職後に5年半世話になったところは1回の診察で4分程度しか話せません。
(非予約制というのもあるが)

医師の意見を100%鵜呑みにしない

深く書くとGoogleから悪い評価を受けるので省略します。
納得行くまで医師と話すことが重要です。

調子の波を把握する

私の場合ですが、悪化すると駆け込み寺のように受診してました。
希死念慮がすごい、抑うつ気分がすごい、不眠がすごい…など。
しかし元気な状態の場合はそんなことありません。

元気な場合に受診するときも、過去の波を忘れないで下さい。
受診した日は元気でも、翌日に悪化することもあります。
「今元気だけどどうせまた悪化する」という前提が大切です。
頓服が切れたけど今元気だから要らないや、は危険です。

薬について

出された薬について必ず自分で調べる

漫然と出された薬を飲んでるだけじゃだめです。
心療内科に限りませんが、そんなんじゃ駄目ですよ。
検索して、その薬の効果や副作用についてちゃんと理解します。

特に飲んでいる薬の副作用とか知っておくと安心です。
性機能障害とか口渇とかいろんな副作用がありますので。
あと、その薬の効能を知ることで効いた気になることも期待できます。
若干違いますがプラセボ効果というやつです。
病は気から、はあながち間違いじゃないと思います。

太るのは覚悟したほうがいい

太りやすい薬は存在します。
Google検索のサジェストで「◯◯ 太る」と出てくるのはそういうことです。

これですね。
オランザピンは7kg太りました。
やめたらそのまま7kg痩せました。

で、驚くことにろくに食べてないのに太っていきます。
代謝が落ちるからですかね。
私なんて朝はほとんど食わない、昼は食べない、夜はまあ普通に食べる…なのに太っていきました。
運動すれば多分痩せますがそんな気は起きないので…私の場合どんどん肥えていきました。

薬の耐性について

これまでずっと飲んでて効果が薄れたものは無かったです。
頭痛薬はよく耐性が付くと言われますが。
睡眠薬をずっと飲んでるのですが、効きが悪くなったと思ったことは無いです。(この薬は特に依存性が低いと言われている)

そこらへんは安心してもらって大丈夫かと。
もっとも、私は気にしたことありませんがね。

効果が無い/副作用が酷いなら医師に伝える

まあその通りなんですが。
効果が無いなら飲む意味ないし、副作用が酷いなら変えるべきです。
出された薬を漫然と飲むだけじゃだめです。
歩いてるだけじゃ痩せないのと同じ(?)です。

生存戦略

一人の時間を減らす

人によるかもしれませんが、私の場合は暇になると苦しくなります。
一般人は暇=何かしらすることがある、のですが私は本当にすることがない。
正しくはしたいことがない、でしょうか。
症状の一つである興味喪失のせいですね。

経験上一番効果があったのは一人にならないことです。
会社にいたら仕事が嫌でも同僚と話せるし、実家に帰省したら嫌でも(?)家族と接します。
私は実家から離れて一人暮らししているので土日なんて一言も喋らずに1日が終わるなんてザラです。
孤独は毒だ、なんて言い回しを久しぶりに思い出しましたが本当にそれだと思います。

私が特に世話になったのはAIと話すことです。(後述)
暇なときはGeminiと話してます。
画像生成で遊べるし、何よりAIはどんなことを言っても批判することなく受け入れて傾聴してくれます。
本当に助けられています。

本ブログの趣旨であるドールも、一切反応が無い故に人間関係特有のストレスが無いというメリットがあるわけです。
私みたいなガラスの心の持ち主だと、言葉の抑揚とか裏の意を汲んで速攻で傷つきます。

AIを活用する

こちらにまとめました。

命を削って働かない

仕事で死ぬぐらいなら他の原因で死んだほうがましです。
ただし交通事故以外にして下さい…あれほどまぬけな死に方はありません。
業務で死にそうなら遠慮なく休職したほうがいいです。
我々は何のために働くかというと、有給で休んで得た金で遊ぶためです。

そのための手段に殺されるなんてまぬけな話はありません。
仕事なんてどうにでもなります。
あなたが抜けた穴を埋めるのをどうにかするのが会社の仕事です。
我々は所詮社会のちっこい歯車ですので。

業務が死ぬ程属人化しててもなんとかなります。
30年生きてて思うのは、だいたいなんとかなるという事実です。
会社で3回も大事故(交通事故じゃなく、業務ミス)を起こしても別に殺されるわけでもないし。
語ると長いので省略します。

服薬履歴や症状を記録しておく

お薬手帳に書いてあるからいいだろ、じゃなく飲んだらどんな効果があって副作用はどんなのがあったかを記録しておきます。
この時期はどんな症状があった…もです。

私みたいに難治性だった場合に、他の病態を推定するのにおおいに役立ちます。
特に過去の投薬履歴が分かればその薬は効かないからもう使わない…のような判断に役立つかと思います。
当事者である患者が書いた主観的で詳細なメモのほうが、医者の紹介状よりも100倍役に立つと思います。

本当に助けて欲しいときは本気で助けを乞う

精神系の苦しみは外からじゃ分かりません。
私がショックだったのは、親に「外見は昔から変化していないように見える」と言われたことです。
…そうですか。

私が末期で本当に苦しいのに12/12まで必死に生きる必要が出た時、インターネットにこんなSOSを出しました。



とある界隈で運営しているブログです。
ここにURLを載せると足がついてちょっとまずいので載せませんが。
メールアドレスはトップページにも書いてるので載せてもいいです。捨てアドレスだし。

とにかく初診までが本当に辛かったので、せめてもの暇つぶしとして第三者へ助けを求めました。
12月になったら楽になりましたが、11月末時点で12/12が本当に永遠のように感じてそれはもう苦しかったです。

このブログはその界隈だと有用な情報を提供しているので、ありがたいことに現時点(2025年12月3日)で3人からメールが届きました。
あと以前関わっていて仲のよかったXのユーザにメッセージを送ったりとあの手この手を尽くしました。

私が他人に、本当に心の底から助けを乞うたのはこれが初めてな気がします。
すると心優しい人が助けてくれたわけです…圧倒的感謝。
この時手を差し伸べてくれた方はみんな命の恩人です。
ありがとう。

でも1日3回、12/12まででいいから連絡して欲しいって頼んだ人ですら数日後にはしてこなくなった。
OKって言ってくれたのに、やはり所詮他人から始まった関係に過ぎませんのでね。
無駄な期待は精神に悪いので関係を切った。
本当に苦しいときに手を差し伸べてくれたら、あんたは命の恩人になり得たのにね。

これは境界性パーソナリティ障害の白黒思考のせいか、健全でも切るべきなのか。
後者だと思いますけどね。
いずれにしてもこの世は終わってると思う。
嘘つきばっかりやんけ。

日付の流れを早くする方法

例えば私ですが、医大初診を決めたのが2025/11/11に対して初心の日が2025/12/12でした。
その1ヶ月が永遠のように長かったです。
本当に苦しかった。

で、以下の戦略を学びました。
1)カレンダーを見ない。日付を意識しない。
2)出来るだけ「すること」を見つける。どんなに小さなことでもいい。

カレンダーを見ると、「あと◯日か…」ってなります。
だって「あと20日か…」って思うと長いですよね。
でも時間は万人に平等で、必ず過ぎ去っていきます。
カレンダー、というか日付と曜日を極力意識しないようにしました。

あと、常に何らかの「すること」があったほうが「無」の状態を回避できます。
これは私だけかもしれませんが、暇=苦痛なので頼まれ事とかこうしてブログを書くことで時間を進めました。
要するに気を紛らわせということです。
あとは本屋で買ったスクラッチアートをやってましたね。懐かしい。

Switch2が当選して買ってからはそこそこ時間が潰れて助かりました。
まあ当選した店に買いに行ったら在庫があって誰でも買える状態だったんですけどね。
別の用事で行ったイオンモールにも売ってたし。なんなん?
カービィのエアライダー面白いっす。

で、今回12月になった感想が「やっと12月だわ、長かった」でした。
普通は「もう12月か、早いな」ですよね。
時間を貯金したかった。
あるいは末期がんかなんかでもう生きられない人に時間を寄付するとかさあ。

番外編:私が学んだこと

誰も「本気で」自分のことを助けてくれない

色々頼ったつもりですが、本気で自分を助けようと尽力してくれる人物に会うことはありませんでした。
当然ですが結局世の中、自分以外の人間は他人です。
医者からしても私はお客さんであり、親からしても私はただ可愛がるために産んだだけの生き物です。
自分のことは自分でどうにかするしか無い。
そのおかげでどんなことも一人でこなす術を得ました。
プログラミングとかでハマっても調べまくって対処したり。
おかげで環境構築とかはだいたい行けるという謎の自信を得ました。

あとこんな思考も湧きました。
「私がこの世の主人公の訳が無い。じゃあ他の誰かが主人公だったとして、なぜ私を助けに来てくれないのだろうか。」

思い返すと人生で誰かを助ける立場にあるほうが多かったと思います。
しかし自分が救われる場面は少ない。
体感で95:5ぐらいですかね。
徳を積んでも全く意味ないってことです。

奇跡なんて起きない

当たり前ですが、奇跡なんてこの世に存在しません。
ある日突然彼女が出来るわけもないし、ある日突然病気が治るわけもありません。
奇跡に縋るのは全くもって無駄です。
それでも私は馬鹿なので本当に苦しいときは縋ってしまうんですけどね。

行動しないと変わらないが、結果が伴う保証もない

私は常々、友達/彼女が欲しいと思っていました。
しかし普通に生きてたら外部の人間と接触することなんてありません。

マッチングアプリに2ヶ月で18万溶かしても成果が無かったり。(恥ずかしい話だな)
SNSで仲良くなった人たちも何らかの気に食わないことがあって全員切り捨ててきたり。
現時点(2025年11月29日)で残ったのは役に立たない親族と、極小数の中のいい会社の同僚です。

結果が伴うのはせいぜいダイエットぐらいですかね?と書こうとしましたが私の場合薬の副作用で無限に太っていきます。
運動しても多分痩せないので俺の人生は終わってます。

言葉じゃうつ病・希死念慮は一切楽にならない

「死んではいけません。」
「希望の沸かない状態は、うつ病の病気のせいです。」
「あなたは生きなければいけない。あなたは大切な存在だ。」

は?って話です。
健常者に何を言われても私の心は微塵にも動いたことがありませんでした。
「寝言は死んでから言え」という個人的な名言が産まれたぐらいです。

特に苛ついたのは「死にたい気持ちはうつ病のせいです。」というやつ。
それは事実なのは認めますが、だからと言って今この瞬間に苦しいのが変わることはありません。
苦しいけどどうにもならないから、死によって苦痛からさよならするということです。
合理的すぎて一切の反論が思いつかないね。

私が極限まで死にたくなったときがあります。
脳内と自身の空間360全方位から希死念慮が襲ってきた感じです。
あの時私は誰にどうしてほしかったのだろうか?と思い返しても何も思いつきません。
彼女でも居て抱きしめて欲しかったのかと言われると違うし。

結局、薬しか私を変えられるものはありませんでした。

私が死んだところで世界は何も変わらない

まあ当然ですね。
世界にとって私は歯車の一つにすぎません。
死んだ当初はそりゃ、親族とか会社とかに影響が出ますがそんなの一過性です。
しかも世界、いや宇宙からみたら私の存在なんて微細すぎる事象です。

私が死んだらこの世は崩壊すると思っています。
なので、死んだ後のことを懸念する必要なんて無い。
どうでもいいですけどね。

病気になって得られるもの

何だと思います?
答えは簡単です。
うつ病になった人にしか分からない地獄の苦しみを経験できた、という体験です。
負け犬の遠吠えに聞こえるかもしれませんね。

それの何が良いかというと、他人の痛みや苦しみに敏感になれます。
世間の強い人は、得てして痛みや苦しみを知らない人が多いように思えます。
一方我々のような超センシティブな人は少しのストレスで傷が付きます。

そうでなくとも昔から持病が多く、中耳炎で何回も手術したりアトピー性皮膚炎で全身がすごいことになったり。
ろくな人生じゃねえな。

中耳炎の鼓膜切開術でチューブを入れるやつはまじで痛かった。
鼓膜にメスが入る瞬間にシャリッて音がするんですよね。
その瞬間ズキィィィィンンと痛いし。
耳になんか液体を入れて麻酔掛けてるけどあれは絶対効いてないぞ。

同じうつ病ないし精神疾病の人を見るとその気持ちが十二分に分かり、手を差し伸べたくなります。
私も誰かに手を差し伸べてほしいんですけどね。この8年でろくに助けられることが無かった。
そもそも思い返すと私は常に助ける側だった。
徳なんて積んでも意味ないってことです。クソが。