【精神科に入院した話】閉鎖病棟での生活

関連記事はこちらにまとめてあります。

私は素行が良い方(脱走とか危険行為みたいなことするリスクが低い)だったので制限はおそらく一番緩かったです。
看護師からしたら病棟で一番手のかからない楽な子供病人だったんじゃないか?

イベントがない時

要するに暇な時です。
何をしてもいいし、しなくてもいい。
オープンワールドでクエストを受けずに放浪できる状態です。

私は骨折とかの物理的な痛みは無いのでごく普通に歩き回れます。
中身は満身創痍なんですけどね〜…。

ブログを書く
とにかくこれのおかげで暇が潰れました。
誰かのためになるし、将来私が懐かしむためにもなるし一石二鳥です。
WordPressスマホ版は改行できないので無理矢理詩形式にして投稿してます。
苦労したんだわ…。
途中からパソコンが解禁されて一気に楽になりました。

テレビを眺める
テレビは見ずに眺めるだけです。
仮に眺めるにしてもニュース以外のバラエティ番組のみです。
ニュースは知らんでも生きていけるし胸糞悪いしで大嫌いやねんなぁ。

Youtubeで動画を見る
主にハマって見てたのは
・ゲームのプレイ動画
・製鉄とかのモノづくり系
・マグロとか豚を解体する動画
レンタルwifiなのですがキャリア自体の電波が悪すぎて平日の昼時はひどいと上下4Mb/s程度でした。
なんで病院より新幹線のトンネルの方が帯域幅が速いのか…

運動
プランクとかウォールプッシュとか。
あとは我流で腰を痛めそうな腹筋もどき。
ビリーズブートキャンプでも借りてパソコンで見てたら腹筋割れんかな。

窓の外を眺める
夕方にふと窓の外を見て「あぁもうこんな時間で暗くなるのね」というのを感じてました。
囚人ってこんな気分なんだろうなぁと思いを馳せたりして。
窓際の部屋は光が差すから良いなあと思ったりしますが、こればかりは運ゲーなのでね。

食事

料理は病院よろしく濃い味付けのものは無し。
たまに不味いやつもありますが数少ない楽しみの一つではありました。
稀に良いのが出るとテンションが上がります。

食えるおかずがなかった時用にふりかけを買ったりして。
普段は全部食べるのですが、嫌いなものが入ってたら皿ごと残したりします。
例えば豚肉の生姜焼きが出たら見なかったことにして膳を下げます。
グリンピースだけ残したり。
子供かお前は。

味覚が洗練されるので、おやつを買って食べると外界に居た時より体感1.5倍の甘みを感じます。
和菓子が好きなのでどら焼きとかまんじゅうとか。
老人やんけ。

入浴

枠が決まってて、銭湯のように好き勝手入れません。
普段の生活では夕食後(18:00頃)に入ってたのでそれが一番なんですけどね。

持ち物節約のために洗顔とボディソープは兼用(ミノンのベビー用)のものにしたのでまあ泡立ちが悪かった。
最終的に以下の構成になりました。
シャンプー、リンス:YORU
洗顔料:ミノンベビー用
ボディーソープ:ビオレ


リソースが限られてるので、体は如何に効率的に少ない泡で広い面積を洗うか格闘してました。
あとお湯が変な匂いがします。

就寝

横になってないと定期的に巡回に来るので寝てないといけません。
しかも消灯後は電子機器使用禁止で、バレたらその後の使用が禁止される可能性が。
この時代にスマホが取り上げられるとまじで発狂するわい。

部屋は真っ暗ではなく、文字が書けるか書けないかギリギリのラインの明るさです。
なので満足にノートにメモすら書けないというね。
蛍の光のほうが明るいかもしれんな。
寝れない時はおもむろにノートとペンを手にとって思ったことを書いて、翌朝それを見て「うわぁ」って思うんですよね。

だって寝れないんだもん。
あと、夜の病棟なんて幽霊だの心霊現象だのとは無縁でしたが、聞こえるとしたら以下のサウンドでした。

いびき
大音量じゃないので助かりましたが、「ああこいつ寝てんな、いいなあ」程度の音。

明らかに起きてるだろお前、の音
ガサガサゴソゴソ音がしてりゃ分かります。
寝ろ。

詰め所のドア開閉音、巡回の足音
ちょうど起きてる時にやって来たら寝たふりをしてやりすごしたり。

時計の秒針音
壁にアナログ時計が掛かっていて、それの秒針音が微かに聞こえてました。
カチッ、カチッ…ではなくカチ…カチ………カチ……みたいな。

トイレを流す音
水力発電でも出来そうな勢いで水が流れるので病棟に響き渡ります。

叫び声
保護室(重症患者の部屋)のあるほうからね。
たまーーーーにでしたが。


…そういえば不思議な悪夢(幻聴?)を見ました。
詳しくはこちら。

外出

院内

数少ない外の空気を吸える瞬間なので、出来るだけ効率的に行動してました。
時間守らないと成績(謎)が下がるし。

買い物する
コンビニに酒とタバコは売ってません。
スモーカーの方は辛いな。
食べたらダメなものは特に無かったのですが、買ってせいぜいパックの飲み物でした。
これ糖質制限の人でも隠れてコーラがぶ飲みできるよね。

運動する
体を動かさないと錆びそうだったので意味もなく廊下とかをふらついてました。
非常階段を昇り降りするといいぞ、というのを聞いてやってみたら膝が死にました。
毎日しようじゃないの。

外の空気を浴びる
屋外に出たらアウトなので、玄関の近くに行って自動ドアが開いた瞬間に吹き込む外気を浴びてました。

院外

外界に繰り出すためには事前申請が必要でした。
何時から何時まで、何してきますよ…と。
ここで言われたのが、時間までに戻らないと失踪とかが考えられてしまうので遅れる時は連絡してね…とのこと。
なるほどね。

医師の問診

平日はたまに、主治医と話す時間がありました。
症状の確認とか、過去の病歴を辿ったりとか。

で、私が一つだけ医師に言わなかった事があります。
「◯にたいのですか?」関連のことです。
おそらく外出禁止になって本当に詰んでしまうのでこれだけは口に出しませんでした。
詰む、の意味はお分かりですね。

検査

MRI

なかなか大掛かりな設備で感動しました。
調べりゃ出てきますが検査中は轟音が発生します。
コンコンとかビィィーーーーとかいろんな音が聞こえます。
耳栓をしてますが、目の前で車のクラクションを鳴らされてるイメージか。

あと、検査中に脳がやや熱くなるのを感じました。
「ああ今脳内の水分子が隆起してんな」と。
このまま沸騰しないかなとやや心配になったりして。
閉所恐怖症の人は怖いだろうね。
俺はもう一回やってみたいけど人生でまたやる機会あるんかね?

心理系

紙で書いて提出するやつと、対面で質問に答えていく形式の二種類あります。
いずれも嘘ついたら結果を操作できるのですがそのために来たわけじゃないので真面目に答えてました。

それ以外

血液検査
あそこの技師は永遠に血を取りまくるんだろうか。

尿検査
血尿とかの他人のとすり替えたらおもろいことになりそうですな。
会社の健康診断ぐらいでしかそのリスクを犯すメリットないよね。

胸部レントゲン
健康診断のやつと同じ。
何のためにやったか不明。

心電図
吸盤みたいなのを貼る時検査技師にわしの汚い体が見られるのが嫌ですねぇ。
波形は、昔から異常を指摘されたことはありません。

患者、看護師の様子

当然書けませんが、いろんな人がいるなあとだけ。
一見、本当に普通の人に見える人も何人か。
でも心のどこかで重い何かを抱えているわけです。

普段目にするのは看護師、医師、掃除に来る業者…ですかね。
稀に自販機の補充に来る業者も。

あと、どの看護師も明るくて良い人ばかりでした。
これは完全に病院の、その時期によるので運ゲーですが。
そもそも病院に長期入院したことが無かったので看護師とこんなに触れ合うことが無いんだわ。

余談

退院の日付が近くなると法令遵守せず院内ルールとかどうでも良いやってなって夜に隠れて布団の中でスマホしたりしてました。
だってどうせ退院するんだもん。
もちろん公の場でのルールは守ってましたが、良くないね。